V字回復の先にある展開

みんなのトレード塾

3月23日以降、サイクル理論的に「3月23日~7月中」は
相場において重要な期間と位置付け、投資戦略としては
「戻りを売り」にて儲けを出す方針としてきました。

ご存知のとおり、この期間の世界情勢はというと、
新型コロナウィルス感染の影響により、全世界的に
感染者と死者数が増加して、世界各地がロックダウンとなり
経済と社会の流れは完全ストップしてしまいました。

日本はロックダウンとまではなりませんでしたが、
緊急事態宣言が発令され、自粛生活が1ヶ月以上に
渡り続き、仕事や私生活に大きな影響を与えました。

これほどの未曽有の危機に陥っている中、世界の相場は連日
急騰が続き、6月5日の時点ではコロナショック前の株価まで
値を戻してきました。

この状況は、明らかに実体経済と株価に大幅な乖離が
生まれていると言えるでしょう。

乖離した分は、今後いずかのタイミングで埋めてくるでしょう。

実体経済が株価に合わせて上に埋めに来るのか、
それとも株価が実体経済に合わせて下落して埋めに来るのか

さて、こんな相場状況の中、私たちは今後の相場展望を
どのように読み解いていくのかが問われます。

まず、事実として受け入れなければならないことは、
3月23日から相場は押し目をほとんど入れることなく
急騰し続けたたという事実です。

3月17日、爆下げ時の下値ターゲットの[8]16090に達した後、
3月23日の日柄から日足ベースで陽線を付けて、6月5日の
高値23310まで、実に7000円幅を超える急騰を演じてきました。

過去の長い歴史において約50日営業日間で
7000円幅を超える急騰を果たしたのは何回ほどあるのでしょうか。

特に、5月18日の安値19870付近からは225先物もNYダウも、
ほとんど押し目を入れることなく、日経225先物関しては
3週間で3000円強の急騰でした。

そして、日経225先物の直近高値は「23310」

私は、この価格帯を確認して「あることに気づきました」

それは「2019年11月4日」の「超ウルトラ変化日」の日柄を目指して
ここまで急騰してきたのではないかと考えました。

2月24日(祝)から始まったコロナショックの爆下げは、
そもそも2020年の相場戦略資料でも言及していますが、

2019年11月4日の超ウルトラ変化日の終値を割れたら
「爆下げ相場」に警戒としていました。

その予想通りに、日足の終値ベースで11月4日の安値22770を割れてから
たった3週間で6000円幅を超える爆下げ相場となり3月17日に15860を付けました。

今回の「行って来い相場」は、この11月4日の日足まで戻してきたということは、
11月4日の高値22330が戻り相場のMAX上値目途なのかもしれない。と仮説を立てみます。

事実、「2019年11月4日」の「超ウルトラ変化日」の日足安値を終値ベースで
割れてから爆下げは始まり、そのポイントとなった日足まで一直線に戻してきた。

この日足の高値23330を終値ベースで超えるまでは、
ここがいっぱいいっぱいの可能性があると考えてみてもよいと思います。

そして、先月5月18日の「超ウルトラ変化日」の日足も今後意識されるとしたら

以下のBOX相場が見えてきました。

つまり、「超ウルトラ変化日」の「2019年11月4日」の日足と
「2020年5月18日」の日足の間で推移する地合いに入ったと
考えられるのではないでしょうか。

BOX相場の高値圏が【2019年11月4日 超ウルトラ変化日】

(※11/4は日本が祝日でした。日経225先物は11/5の日足を参照)
(因みに11/4CME高値23180、安値22770:11/5CME高値23370、安値は11/4の22770とする)

BOX相場の安値圏が【2020年5月18日 超ウルトラ変化日】
高値20210 安値19870

またNYダウも同じく「2019年11月4日」の「超ウルトラ変化日」の日足が
高値27500~安値27350ドルだったのに対して、

先週6月5日のNYダウの戻り高値が「27338ドル」で
丁度ピンポイントで戻してきた可能性があります。

こうなると、NYダウも日経225先物同様に「2019年11月4日」と
「2020年5月18日」の「超ウルトラ変化日」のBOX相場に
入ったと考えられるのかもしれません。

NYダウのBOX相場の高値圏は
【2019年11月4日 超ウルトラ変化日】
高値27500~安値27350ドル

NYダウBOX相場の安値圏は
【2020年5月18日 超ウルトラ変化日】
高値24708ドル~安値24059ドル

実体経済に逆行した相場のV字回復は、
日経225先物とNYダウだけにとどまらず、
ナスダック、ドイツ、為替ユーロ円など
どの相場でも同じくV字回復となっている中で

私は日経225先物とNYダウは上記BOX圏内で
今後、値動きする地合いを想定してみたいと思います。

そうなると、現在の価格帯(23200前後)は
このBOX圏の上限値あたりで推移していることになるので
9月限(6月SQ後~7月末)ではBOX下限20210~19870あたり
まで下落することになると推測します。

しかし、それでもこのBOX高値圏をぶち破って上昇継続と
なるようならば、この考えはなくしますが、

いずれにしても、2008年以降で24,000円を超えた印象的な高値は
2018年1月24日「24,170」、2018年10月2日「24,480」、そして
2020年1月17日「24,110」の3回だけです。

今の急騰相場で世間の相場見通しはかなり強気のものに変わってきましたが
私は長期サイクル理論の観点から見て2020年から「乱高下相場」に突入した結果であり
決して強気相場に変わったわけではないとの見方です。

従って、上記24000円をこのまま超える地合いは想定外としております。
また、この24000台の3つの高値は月足ベースで「トリプルトップ」を形成したとも考えられます。

故に、上記「超ウルトラ変化日」のBOX相場内で
推移する展開を想定した戦略で闘いたいと思います。

株価が2019年11月4日の「超ウルトラ変化日」まで
値を戻してきたという事実は、今後、先月5月18日の
安値19870を下回ると「急落に警戒」になることを意味していると捉えました。

今週の6月メジャーSQを通過した後、7月中にかけて
5月18日の安値を日足終値ベースで割れる展開になった場合は
爆下げを再度考えます。

やはり、私の経験則としては、
2019年11月4日の「超ウルトラ変化日」の安値を
割ったタイミングで2月のコロナショックが起きた。

これは決して偶然ではないと思っていますので、
同じことは二度起きる可能性を考えつつ
今は、上記のBOX相場内で推移する展開を
イメージしてトレードに取り組む方針です。

みんトレ

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